パンダアップデートの対策

まずは、2011年に実施されたパンダアップデートとはどういうものなのか解説します。

パンダアップデートによって順位を下げられたサイトの特徴


・他のサイトのコンテンツをほとんどコピーしてきた質の悪いコンテンツページを有しているサイト
・自サイトの他ページの使い回しによってサイトのページ数だけ増えているサイト

つまり、パンダアップデートによってコンテンツの質が重視されるようになってきました。
これまでは、内容の薄い、他サイトのページを真似して作っていたサイトも上位表示されていたかもしれませんが、パンダアップデートによって、そうしたサイトは順位を大きく下げられてしまいました。

逆にユーザーにとっては、質の高いコンテンツのページを見れるわけになりますから、Googleの検索をもっともっと使うようになり、ユーザー満足度が上がることになります。
これがGoogleが願っていることです。

コンテンツの品質と言っても大きく分けて二つあります。

一つは独自性です。

他サイトのコピーではなく、サイト管理者の独自性が見られるサイトが上位表示されるようになってきました。
独自性のあるコンテンツを描くための良い方法は、自分が実際に体験したことを書いて感想も含めるということです。

二つ目は、人気度です。


パンダアップデート以降、他サイトのコピーは基本的にNGになってのは前述で述べた通りです。
しかし、例外もあります。

他サイトのコンテンツをまとめてページにしたいわゆる、「まとめサイト」です。
もし、そのサイトが他のユーザーから認められて人気のあるサイトになった場合は、上位表示するということです。

では、Googleはどのように人気サイトかどうかを判断しているのでしょうか?

Webサイトの人気はどうやってGoogleは把握しているの?

Googleは、そのサイトを訪れたサイトの閲覧時間を見ています。
サイトの滞在時間が長いということは、そのサイトは読むのに値するページが載っていると判断されるのです。

ですから、サイトの管理者はユーザーができるだけ長くそのページに留まってくれるように工夫する必要があります。つまり、パンダアップデート対策です。

では、どうやって滞在時間を伸ばすことができるのでしょうか?

もちろん、面白い記事や役に立つ情報を書きますがそれだけでは不十分です。
コンテンツの文字数に注意を払いましょう。

ざっくり言ってしまえば、ライバルが弱いキーワードの場合は1000文字以上を目指します。
もし、ライバルが強いキーワードで上位表示を狙う場合は5,000〜10,000文字くらいは書いた方がいいです。
しかも、独自性を出したコンテンツです。

滞在時間を伸ばす別の方法

それは、そのページに、関連する自サイトの他のページのリンクを貼ることです。
つまり内部リンクですね。

そのように、ユーザーが一つのページだけではなく、自サイトの他のページを見てもらうと滞在時間は伸びて、このサイトは人気があるとユーザーに判断してもらえるようになります。

よくコンテンツの下に、「関連するページはこちら」と書いてリンクが貼られているのを見たことがあると思います。あれですね。

簡単なことですので実際に自分のサイト内でも取り入れていきましょう!

パンダアップデート対策のために他にすべきことは?

簡単に言うと、訪れたユーザーに満足してもらうことです。
・役に立つ情報が得られた
・面白かった
・感動した
と思ってもらうことを目指しましょう。

Googleもそうしたサイトが上位表示されることによって、たくさんのユーザーの目に触れて気に入ってもらい、もっともっと検索エンジンを使ってもらうことが狙いなのです。

つまり、ユーザーにとって意味のあるサイトを制作することが必要であるということになります。
それが、パンダアップデートの対策です。

執筆者情報

中山 弘誠
中山 弘誠SEO統括コンサルタント
SEO業界に約15年ほど在籍。これまで担当してきたサイトの数は600ほど。全日本SEO協会主催のSEO検定1級の資格を所持。